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「今年触れて印象に残った作品」の感想を書いていきます 2022/12/31

はじめに

3年連続の年末投稿です。ほぼ義務感で投稿してます。

 

直接的なネタバレは控えますが、間接的なネタバレはあるかもしれません!

 

それでもよろしければ是非読んでみてくださいね。ではどうぞ~。

 

1.映画『ゆるキャン

映画『ゆるキャン△』

 

一作目はこちら、映画『ゆるキャン』!

 

大人になったなでしこ達が久々に再集結、みんなでキャンプ場を作っちゃおうという内容です。まぁ泣きすぎてゲボ吐きそうなぐらい泣けたよね。不快すぎる時の赤ちゃんと同じ状態にしてくれてありがとうゆるキャンさん。バブバブ。

 

作品から「それでも日常を送っていくぞ!」というメッセージを感じ取ると、もうがんがんに刺さってしまいます……ゆるキャンからは特にその精神を感じる。

 

だからこそ、数ある日常系作品の中でもとくに好きなのかもしれません。なぜ感動したかの話をもうちょっと掘り下げます。

 

まずアニメ1期のテーマとして『知識を用いて、うまく道具を使えるか?』がありました。

 

なでしこ達は女子高生だからお金がない、という描写が何度も挟まれる。だから安い道具を工夫して使わないと、キャンプが楽しくないものになるんですよね。

 

ゆえに、道具にまつわる知識が重要になってくる。

 

そしてアニメ2期では『空間をこえて繋がって孤独を打破できるか?』が問われていました。どこがゆるいキャンプなんだ。めちゃくちゃ壮大だなコイツ。

 

これはなでしこ達「野クル」軸のテーマで、いかにして孤独に立ち向かえばいいのかっていう話。

 

2期4話 楽しげなBGMから突然無音になる 怖い泣

そう、ひとりは寂しいし怖い。実際に2期の5話で野クルメンバーは、冬の山で孤立して凍死しかけました(きららアニメを紹介する文面か?)

 

けど、ひとりはひとりで楽しい。それはソロキャン少女によって何度も示されています。現代ではインターネットによって、その楽しいぼっち体験もリアルタイムに共有できる。

 

高校時代のなでしこ達は、バラバラに活動していても空間を超えて常につながっています。すごいな現代。スマホもまた道具です。適切に使いたいね。

 

もう一方はリンちゃんの軸。『時間という運命にどう立ち向かえばいいのか?』というテーマ。時間だの空間だのディアルガパルキアかこいつら

 

人生という時間は限られてます。老いるし死ぬしでマジ最悪。計画したことは運命によってポシャることもある。2期のリンちゃんもキャンプ中、そういったトラブルにばかり遭遇します。

 

ですが、家族や先輩といった「先人の教え」によって、リンちゃんは運命を楽しむことを学んでいきました(たしか)。実際、家族キャンプは2期の主題だそうです。

 

堀田 「(『SEASON2』で)何をやるんですか?」って言われたときに「まだ家族キャンプってやってないじゃないですか」と話したんですよね。そうしたら監督が「ああ、家族かぁ」って言ったのを覚えてます。

引用サイト:https://animeanime.jp/article/2021/03/04/59885.html

 

家族や先輩といった「過去」から知識を受け継ぎ、「今」という限られた時間のなかで運命を楽しんで、それを同じ空の下にいる仲間と分かち合う。道具をうまく使っていけば、きっと孤独も乗り越えて楽しく生きていける――

 

キャンプって人生だったんだ…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

これからはコピペの「CLANNADは人生」のところ、キャンプに書き換えときますね~(荒らし)

 

ようやく劇場版の話をします。

 

アニメから見て「未来」のなでしこ達が、シリーズで得た学びをすべて活かして頑張ってたのが本当に泣けましたね……ちゃんと繋がってるんだよ……ぜんぶ……

 

「お金・孤独・時間・空間・運命」という歴代の敵オールスターが襲いかかってくる中、道具を駆使して戦うなでしこたちの姿には涙を禁じえませんでした。ゆるキャンを壮大なバトルものとして見てる節がある。

 

キャンプ場という人生を支えてくれる空間を、先人として提供しようと頑張るみんなの姿がもうね……もう……数分に1回の頻度で泣いた。誇張抜きで。素晴らしい。

 

日常系アニメの劇場版としてKg9lxの中では優勝です。

 

みんなも観よう、映画『ゆるキャン』! 

 

2.飛ぶ教室

https://m.media-amazon.com/images/I/81b2-gXolpL.jpg

まもなくクリスマス。街全体が楽しい雰囲気に包まれるなか、寄宿学校の少年たちは、波瀾万丈のクリスマス劇「飛ぶ教室」の稽古に励む。ある日、マルティンに母親から手紙が届く。そこには、マルティンがクリスマスに帰省する旅費を工面できなかったと書かれていた……。
たとえ運が悪くても、元気を出せ。打たれ強くあれ――温かなメッセージが込められた、少年たちの成長の物語。

 

あらすじ書くのダルかったからAmazonの説明欄から引用してきたけど、筋だけ引っ張ってきても全然おもしろそうじゃないな???

 

いや、この作品も泣けるんですよ。小説を読んでて涙があふれて止まらなかったのは始めてかもしれません。2022年はKg9lxが創作で泣きやすい年。感受性が育ってきたっぽいね。あるいは単に精神が不安定という説もある(助けて!!!!)

 

舞台は寄宿学校という閉鎖的な空間。そこで生きる主人公たちは、いろんな格差を感じながら、それでも前向いて成長していくんですよねぇ。王道で素晴らしい!

 

特に何がいいって、子供を見守る大人たちの存在でした。Kg9lxは「大人になりたくね~~~~」とありがちな事を言いながら、けっきょく彼らの視点も理解できるようになってしまっていた。やっぱり子どもには、幸せな幼少期を過ごしてほしいね……

 

それと、閉じた空間で密やかに交わされる『無償の愛』の描写が素晴らしいんです。大っぴらにせず、相手のためだけを思って行われる善行は尊い。尊みが深い……えっ無理……マジしんどい……(飛ぶ教室で限界オタクになってる珍しいやつ)

 

あー、こういう話が書きたいなぁ。成長してしまった今にこそ児童文学に触れる楽しみが、少し分かった気がします!

 

照れ照れ。

 

3.世界を破壊する魔法

https://fpiccdn.com/26369/w500/h0/mratio/ejpg/?89b677707fb1ad10a21a83e5c9fa457a

夕暮鴉はイマジナリーフレンドのフェアリーハートをある日突然失ってしまう。彼女は昔、団地の裏の雑木林に「世界を破壊する魔法を埋めた」と言っていた。夕暮をモーレツにいじめている朝野光と共に世界を破壊する魔法をさがす日々。そんなある日、クラスの人気者平野蛟が話しかけてきて……!?引用サイト:https://sekahaka.kokage.cc/

 

「破壊 × IF × いじめ × 百合」だ! うわー、たまんないや! はやくプレイしないと! いそげやいそげ、のりおくれるな! と童話のザコぶりながらDLしたフリーゲームはこちら。『世界を破壊する魔法』です。

 

プレイ時間は「1時間~1時間半程度」が公式の目安だそうで。さくっと遊べてお手軽ですね。Kg9lxはプレイ中に”喰らいすぎ”て、休憩しながら遊んだから割と掛かったが……

 

ドロリとした生臭い描写を、可愛らしい絵柄で展開していくのが本作の特徴。100枚を越えるCGといい、フェチを感じる展開といい、制作側のやりたいこと/やれること/好きなことがぎゅぎゅっと詰まっててすごく良かったです。濃密なプレイ体験だった。

 

なにより、破壊、いいですよね。そしてイマジナリーフレンド、いいですよね。解離は内側に向けた防衛機制なので、それが消えて不安定なまま外側に向かわされていく主人公の姿は応援したくなっちゃいますね。がんばえ~! 

 

まぁ閉じてるところを無理やり開いてもダメなことが多いので、主人公の鴉ちゃんはどんどん追い込まれていきます。とくに中盤の描写がしんどくて、プレイ中、呼吸が苦しくなりました精神的に不安定なだけ説が濃厚になってきたな? 

 

心よりも先に体がしんどい反応を示すということは、プレイ中、それほど感情を動かされたってことだと思います。「ああ今苦しいんだな」って息遣いで気づいたし。早く世界を破壊する魔法を見つけてブッ壊れねーかなとも思ったし。

 

ラストのネタバレ(反転)→だからこそ終盤で世界を壊したとき、すっきりしたと同時に「あーーやりすぎやりすぎ!!! だめだめそんなことしちゃ!!!」と思ったので、プレイヤーとしての投影がそこで切り離された感はありますね。ふたりだけの世界を作り出されちゃった。でも、それが世界を壊した彼女たちの正解で選択なんだから仕方ない。個人的には壊れた世界で生きていく選択肢の方が好きです。それでも生きていけ……ふたりで……

 

あと絵! かわいい! フェチを感じる! 月並みなことしか言えない!

 

この作品に感情を動かされたのは、苦しそうなキャラの表情が本当に苦しそうだったからで「ノベルゲーとしての強さがすごい……」と感嘆しきりでした。

 

そりゃフリゲ2021で選ばれるっすわね……

 

Kg9lxは2022年、自我を薄める方向で商業創作をがんばっていたのですが、この作品に触れて「商業以外の場所ならもっとエゴを出していいんじゃないか?」という学びを得ました。フリゲ作りを頑張るぞ!

 

犬になりきってて可愛いね♡

 

4.プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat. 初音ミク

プロジェクトセカイ」は現代の日本と“セカイ”を舞台に物語が展開。ゲームシステムや収録楽曲なども明らかにされた発表会の模様をレポート

 

コンテンツとして巨大すぎる! 有名なのであらすじは割愛します。

 

『世界を破壊する魔法』で個に惹かれたとするなら、こちらは群に惹かれました。複数のトップクリエイター陣と、圧倒的な商業力にはおったまげるばかりです。

 

とにかく成功するぞ、という意思を常に感じますね……客を惹くための導線づくりの上手さがハンパではない……

 

www.youtube.com

この動画がKg9lxとプロセカの出会いでした。最初は「ふーん、かわいいじゃんw」と冷やかしのつもりだったのですが、リピートするうちに「この子達どんな性格の子なのかな」とまんまとインストール。あれよあれよと沼にハメられてました。想定通りの動きをする良い客だな。

 

まず過去のイベントストーリーが全部読み放題なんすよね。そりゃソシャゲマネーも現実マネーも出さずに最新話まで追えるんだからハマります。暇だし。今から始めるなら未開放のメインストーリー(全体のプロローグ)をYoutubeでごにょごにょするのがオススメ。Vも実況してるし、公式も要約した動画を上げています。

 

既にプロセカが生活の一部になっていて、毎日のようにボカロ曲のカバーを聞いています。まさか未だに『ハッピーシンセサイザ』を聞きまくってるとは……中学生だった自分も想像してなかったろうね……

 

いっちょまえに商業的な観点からストーリーの話をします。

 

プロセカは複数の音楽ユニットからなる群像劇ですが、そのどれもがユーザーに人気がある。

 

その中でも一、二を争う人気である「25時、ナイトコードで。(以下ニーゴ)」は、ユーザーに対してストレスの掛かりそうな暗く重たい設定を持っている。ここが挑戦的で凄い。

 

まあ、言うてソシャゲですからね、「軽い気持ちでやりたいなぁ」ってのが大半の人の姿勢でしょう。だからこそ工夫して、ストレスに弱い現代人を序盤から引っかけないといけないのですが、ニーゴは突出した力によってユーザーに飴を与え、引き留めている。

 

奏には作曲の才があり、絵名には自撮りの才があり、瑞希には可愛さの才があり、最も重たいまふゆにはすべての才能がある。これは羨むべきポイントであり、なろう作品でいう天性のチートのようなものです。読者が読みたくなる最初の理由。そこで掴んだら、あとはその才能によってキャラを苦しめる。こうすれば合理的に飴と鞭を与え続けながら飛行しつづけられる。

 

ヘンプリもそうでしたけど、なろう系メソッドで大量の飴を与えられると、鞭が激しくても「飴欲しいし……」で耐えられるんでしょうね。Kg9lx耐えたし。

 

この形式が、今後しばらくのトレンドなんだろうな。

 

――といったように、軽く触れて言語化するだけでも、しっかりと商業的に考えられてることがわかります。小学生すら虜にしちゃうのも納得。一線で活躍してるクリエイターのひとって凄いんだな……

 

Kg9lxも精進するぞ!! と頑張って毎日タイピングしてご褒美に毎日プロセカやってたら関節に負荷が掛かりすぎて腱鞘炎になりました。手首と指が痛い。なう痛い。

 

年末年始はゆっくり過ごそうと思います…………

 

おわりに

 

年末年始の振り返りって好きなんですよね。

 

Kg9lxはミーハー気質なので、『フリゲ2022』や『音MAD10選』が楽しみで仕方ありません。年を越す楽しみのひとつではある。

 

この場末のブログも、だれかの楽しみになってることを願って、年末にはなるべく更新したいです。

 

それと今年は勉強のためのインプットが多かったです。来年は、もっともーっと自分を楽しませるためのインプットをやっていきたいな。

 

2023年は(全身全霊!MORE MORE JUMP!!)するぞ!!!!!!!

 

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